教員の働き方などを議論している文部科学省の中教審=中央教育審議会の特別部会が開かれ、14日から教員の給与のあり方を含む処遇改善に関する議論が始まりました。
この中では、不登校の子どもや特別支援学級に通う子どもが増えるなど、教員の業務が多様化する中で、処遇改善の必要性や、教員の月給の4%を上乗せする代わりに残業代を出さないと定めた「給特法」の見直しなどについて、委員20人が意見を交わしました。
委員からは「長時間勤務の状況も依然として厳しい」とか「給与面で教員を諦める学生もいる」などと、改善が必要だとする意見が相次ぎました。
そのうえで、「給特法」については、「授業準備など教員の自発性にゆだねる部分も大きく、業務の線引きが難しいので、一律で上乗せする給特法の考え方は維持すべき」という意見や、「4%が妥当か検討し、引き上げるべき」とする意見が出されました。
一方で「民間企業では自己研さんも労働時間と認定されるケースが増えていて、民間の裁量労働との整合性を図るうえでも、給特法を抜本的に見直す必要がある」という意見も出ていました。
特別部会では、給与のあり方について、ことし春ごろまでに一定の方向性を示す方針です。
教員の給与のあり方 中教審部会で議論開始 春ごろまでに方向性
時間: 14/02/2024 ソース: 匿名 数字をクリック: 1627
推奨
- 宮崎 日南 地震で墓石倒れるなど被害の霊園で多くの人が墓参り
- 滋賀 びわ湖岸で男性遺体 強盗殺人などの疑いで男女2人再逮捕
- 木原防衛相 陸自 奄美駐屯地や自衛隊基地の建設進む馬毛島視察
- 北陸新幹線 延伸の建設費 従来想定の2倍近くに膨らむ可能性
- 精神科病院の看護師ら 人材確保のため処遇改善を厚労省に要請
- 東京 中央区の「母乳バンク」 規模を拡大し再整備 完成式典
- 石川 能登町の高齢者施設 熊本から介護福祉士が支援
- 栃木 那須町 夫婦遺体事件 娘の内縁夫ら2人 殺人容疑で再逮捕
- 愛子さま 日本赤十字社に入社 「身の引き締まる思い」
- 愛知 豊明 住宅火災 焼け跡から2人の遺体 65歳母と26歳息子